「一枚一枚の想いを込めて」

このたび、利用者さまから「サンケアで作っているくわ茶を身内に贈りたい」と声をかけていただきました。そのお気持ちがとても嬉しく、ありがたい思いで胸がいっぱいになりました。

くわの葉は、利用者さまが一枚一枚、丁寧に枝から摘み取ってくださっています。その姿はとても真剣で、一つの大切な仕事として取り組んでくださっているのが伝わってきます。摘んでいただいた桑の葉は、私や職員が丁寧に洗浄し、心を込めてお茶に仕上げています。こうして利用者さまと職員が協力して作り上げたくわ茶には、自然の恵みだけでなく、人の想いがしっかりと込められています。

また「少しでもサンケアに貢献したい」という言葉もいただきました。そのお気持ちに触れるたび、ありがたさと同時に、自分自身も日々、周囲に助けられながら生かされているのだと改めて感じます。無農薬のくわ茶を通して、大切な方々に喜んでいただけることは、私たちにとっても大きな喜びであり、励みになっています。

サンケアでは毎日、利用者さまがくわの葉を摘み取ってくださり、そのくわ茶を皆で味わっています。自然の香りや優しい味わいが広がるひとときは、いつも笑顔であふれ、温かい空気に包まれています。そうした時間の積み重ねが、日常をより豊かにし、心を穏やかにしてくれていると実感します。

これからも笑顔を分かち合いながら、利用者さまと共に日々を大切に過ごしていきたいと思います。そして、また皆さまと笑顔でお会いできる日を心から楽しみにしています。くわ茶に込められた温かい気持ちを、これからもつなげていきたいと願っています。