ヤギばぁのひとりごと 〜さぬきの心をつなぐ〜
サルさんと柿とヤギたち
サンケアに、思いがけずサルさんがやってきました。ちょうど柿の木のあたりで、青い柿を夢中になって食べています。かじるたびにポトリと落ちる柿や葉っぱ。少し離れたところから眺めていたヤギたちは、興味津々の様子です。なかでもガンちゃんは落ちてきた柿や葉っぱを見逃さず、もぐもぐと一生懸命に食べていました。その姿はまるで、サルさんとガンちゃんが一緒に柿を分け合っているかのようで、思わず笑みがこぼれます。
サルさんが青い柿をほおばる姿は、なんだかとても美味しそうに見えます。でも、できることなら甘くて赤い柿を食べてもらいたいのに~。まだ渋みの強い青い柿を、こんなにも熱心に食べるサルさんを見ると、少し切ない気持ちにもなります。自然の中では、動物たちもその時に出会えたものを一生懸命に味わっているのだと思うと、人間の都合では測れない命の営みを感じます。
私はこの光景を見て、心が温かくなりました。サルさんもヤギたちも、それぞれに生きる力を発揮しながら同じ場所を分かち合っている。その中に私も立ち会えていることが、なんだかありがたい気持ちになります。サンケアの庭は、動物たちの小さな舞台であり、私にとっても自然からの贈り物のように思えるのです。


株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。