ヤギばぁのひとりごと 〜さぬきの心をつなぐ〜
大好きな裏庭の柿の木
私がお嫁に来たときから、裏庭に立っていた一本の柿の木。春には新緑がまぶしく、家族の季節を映してくれます。私は21歳で嫁ぎ、おばあちゃんから本当に厳しい教えをたくさんいただきました。未熟な私は、それを深く考える余裕もなく、ただただつらく感じていました。でも今では、あの教えが私の土台となり、今の仕事にも本当に役立っていると、心から感謝しています。
おばあちゃんは「自分が死ぬまでにはお墓の整理と柿の木の剪定をしたい」とよく話していました。墓は小さなものも含めてお墓が12基あります。お墓は突然変更するのではなく、皆の気持ちを大事にし、思いを伝えていくことが大切だと私は感じており、五十歳のとき、六十歳までには整理しようと決め、親戚にも話しています。
昔は甘い柿が実りましたが、近年は猿が一日で食べ尽くします。落ちた柿はヤギが舌で器用に食べます。まるで「サルカニ合戦」ならぬ「サルヤギ協力」です。
それでも柿の木は変わらず枝を広げ、緑を茂らせて立ち続けています。その姿に、生命の強さとたくましさをを感じています。静かに立ち続け、命の強さを感じさせてくれています。


株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。