みまもりコラム

【二拠点家族】香川県さぬき市の両親に合う見守りサービスの整え方

はじめに

離れて暮らす両親のことは、年齢を重ねるごとに心配になるものです。特に二拠点生活などで物理的な距離がある場合、「今日の体調はどうだろう」「変わったことはないかな」と気にかける瞬間が増えていくのではないでしょうか。しかし、ただ闇雲に監視カメラのようなツールを導入しても、親世代には「監視されている」という抵抗感を与えてしまいかねませんし、見守る側の子供にとっても、通知が鳴り止まない状況は大きなストレスになってしまいます。

大切なのは、お互いの生活を尊重しながら、心地よい距離感でつながることです。最新のテクノロジーとアナログな人のつながり、そして行政の仕組みをうまく組み合わせることで、無理のない見守り体制を作ることは十分に可能です。この記事では、父と母それぞれの個性に合わせたツールの選び方や、家族間の連絡ルールの決め方など、具体的な実践手順をご紹介します。

両親の生活リズム差と見守り要件の整理

まず最初に取り組むべきなのは、両親を一括りに「高齢者」として見るのではなく、父と母それぞれの生活パターンを個別に観察し、整理することです。二人が常に一緒に行動しているとは限りませんし、活動時間や行動範囲も異なるはずです。それぞれのライフスタイルに合った見守り方法を見つけるための視点を解説します。

父と母の1日のタイムラインを書き出す

見守りサービスを選ぶ前に、まずはご両親の平均的な1日の流れを把握することから始めましょう。たとえば、お父様は早朝から散歩に出かけるけれど夜は早い、お母様は午前中は家事をこなし午後は友人と習い事に出かける、といった具合です。二人の行動が重なる時間帯と、別々に行動する時間帯を可視化することで、「誰を」「いつ」「どこで」見守る必要があるのかが明確になります。常に二人が家にいる家庭と、片方が頻繁に外出する家庭とでは、導入すべきツールの種類が根本的に異なるのです。

健康状態と自立度によるリスクの違い

生活リズムだけでなく、現在の健康状態や自立度の違いも重要な要素です。足腰が丈夫で活動的な親御さんであれば、外出先での転倒や迷子といったリスクへの備えが必要になりますし、持病があり室内で過ごすことが多い親御さんであれば、急な体調変化や室内での転倒、あるいは薬の飲み忘れといったリスクへの対策が優先されます。元気なうちは「異変の早期発見」を、少し不安がある場合は「緊急時の確実な通報」を重視するなど、それぞれの健康フェーズに合わせた要件定義をすることが、ミスマッチを防ぐ第一歩となります。

プライバシーへの感度と拒否感の有無

見守りにおいて最もデリケートなのが、プライバシーの問題です。「何かあった時のために」という子供の理屈は理解していても、生活の細部まで覗かれることに対して強い拒否感を持つ親御さんは少なくありません。特に、カメラによる見守りや、詳細すぎる行動履歴の共有は、心理的な壁が高い傾向にあります。「見守られている安心感」と「監視される不快感」の境界線は人によって異なるため、ご両親がどの程度までなら許容できるのか、さりげない会話の中で意向を探っておくことが、後のトラブル回避につながります。

親別カスタム(移動派/在宅派/デジタル慣れ)

親のタイプを整理できたら、次は具体的な手段の検討です。すべての機能を一つのサービスで賄おうとするのではなく、それぞれの特性に合わせて最適なツールを組み合わせる「親別カスタム」の発想が成功の鍵です。移動が多いタイプ、在宅が中心のタイプ、そしてデジタル機器への慣れ具合によって、選ぶべき選択肢は大きく変わってきます。

活動的な「移動派」には位置情報の活用

趣味の集まりや買い物、散歩などで外出の頻度が高い親御さんの場合、家の中だけを見守っても安心にはつながりません。このような「移動派」の親御さんには、外出先での居場所がわかる位置情報サービスの活用が有効です。ただし、スマートフォンの操作が苦手な場合、アプリを開いて通知するといった操作はハードルが高くなります。そのため、普段持ち歩く鞄や杖、鍵などに付けておくだけで機能するタグ型のデバイスなどが適しています。これなら本人が意識して操作する必要がなく、いつものように出かけるだけで、家族は離れた場所からでも居場所を確認できるため、お互いにストレスなく運用できるでしょう。

家が好きなら「生活配線」に溶け込む見守り

一方で、家の中で過ごす時間が長い、あるいは足腰が弱ってきて外出を控えている「在宅派」の親御さんには、生活動線の中に自然に溶け込む見守りが最適です。たとえば、トイレや冷蔵庫のドア、あるいは照明のスイッチなど、日常生活で必ず使用する場所にセンサーを設置する方法があります。これらはカメラのように姿を映すわけではないため、プライバシーを守りつつ、「いつも通り生活している」という事実を伝えることができます。また、電気ポットや電球そのものに通信機能が備わった製品もあり、これらを使えば新たな機器設置の工事すら不要で、さりげなく見守りを開始することが可能です。

デジタルリテラシーに合わせた通知手段

見守られる側のデジタル機器への慣れ具合も、ツール選びの決定的な要素です。スマートフォンを使いこなしている親御さんであれば、メッセージアプリを通じた安否確認や、スマートウォッチでの健康管理なども選択肢に入ります。しかし、携帯電話は通話のみという親御さんの場合は、ボタンを一つ押すだけで通知が届くような専用端末や、あるいはセンサーが自動的に反応して家族に知らせる受動的な仕組みを選ぶべきです。無理に新しい機器の操作を覚えさせようとすることは、親御さんの負担になるだけでなく、機械を使わなくなる原因にもなるため、今ある能力で扱えるものを選ぶ優しさが求められます。

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家族連絡の役割分担とLINEグループ設計

見守りツールを導入したとしても、異常を検知した際に誰がどう動くかが決まっていなければ意味がありません。また、日々の連絡が義務化してしまうと、家族関係がギスギスしてしまうこともあります。ここでは、デジタルツールに頼りすぎない、人間味のあるコミュニケーション設計と役割分担について解説します。

義務にしない「ゆるい連絡」のルール作り

毎朝決まった時間に「元気です」と連絡を入れるようなルールは、最初は良くても徐々に双方の負担になりがちです。連絡が数分遅れただけで子供から電話がかかってくれば、親御さんは窮屈さを感じてしまいます。そこでおすすめなのが、写真を送り合うだけの気軽なグループチャットや、既読がつくだけで良しとする「ゆるいルール」です。たとえば、庭の花が咲いた、美味しいお菓子を食べたといった日常の些細な写真を共有し合う場を作ることで、結果的に生存確認にもなり、会話のきっかけも生まれます。見守りを「監視」ではなく「楽しみ」に変える工夫が、長続きの秘訣です。

誰が確認し誰が動くかの役割分担

兄弟姉妹がいる場合や、パートナーと協力して見守る場合、役割分担を曖昧にしておくと「誰かが見ているだろう」という油断が生じます。メインで通知を受け取る人を決めつつ、その人が対応できない時のサブ担当を明確にしておくことが大切です。また、物理的に駆けつけることができる距離にいる家族と、遠隔で連絡を取り合う家族とでは、担える役割が異なります。遠方の家族は主にITツールの管理や安否確認の連絡を担当し、近隣の家族は緊急時の訪問を担当するなど、それぞれの事情に合わせた分担をあらかじめ話し合っておくことで、いざという時の連携がスムーズになります。

緊急時のエスカレーションフローの共有

万が一、連絡が取れない場合やセンサーに反応がない場合の対応手順(エスカレーションフロー)を決めておくことは、心の安定剤になります。まずは本人に電話をし、出なければ自宅の固定電話にかける、それでもダメなら近所に住む親戚や知人に様子を見に行ってもらう、といった段階的な手順です。この時重要なのは、協力してくれる近隣の方や親戚の連絡先を、家族全員が把握できる場所に共有しておくことです。グループチャットのノート機能などを活用して、緊急連絡先リストを常に最新の状態にしておけば、パニックにならずに冷静な判断を下すことができるでしょう。

行政・保険・民間サービスの組み合わせ

家族だけで24時間365日の見守りを行うには限界があります。自分たちの生活を守りながら、親御さんの安全も確保するためには、外部のリソースを賢く利用することが不可欠です。コストを抑えつつ安心感を高めるために、行政の無料サービス、保険の付帯サービス、そして民間の専門サービスをどのように組み合わせるべきか、その全体像を見ていきましょう。

自治体の見守り資源をフル活用する

多くの自治体では、高齢者向けの見守り支援事業を行っていますが、意外と知られていないものも多くあります。たとえば、地域包括支援センターが中心となって行う定期訪問や、民生委員による声かけ、あるいは配食サービスを利用した際の安否確認などです。これらは比較的安価、あるいは無料で利用できるものが多く、地域社会とのつながりを維持するという点でも非常に有効です。まずはご両親が住む自治体のホームページを確認したり、窓口で相談したりして、どのような公的サポートが受けられるのかを洗い出してみましょう。これらをベースにすることで、民間サービスへの出費を必要最小限に抑えることができます。

インフラ系・保険会社の付帯サービス

現在契約している電気・ガスなどのインフラ会社や、火災保険・生命保険などの契約内容を見直してみると、見守りサービスがオプションとして用意されていることがあります。スマートメーターのデータを活用して、普段と異なる電気の使用状況が続いた場合にメールで知らせてくれるサービスや、保険会社の警備サービスと連携して、異常時に警備員が駆けつけてくれるプランなどです。これらは新たな契約を結ぶ手間が少なく、既存の支払いに少額をプラスするだけで利用できるケースが多いため、導入のハードルが低いのが魅力です。全く新しい機器を入れる前に、今ある契約の中に使えるものがないかを確認する価値は大いにあります。

民間ITサービスで隙間を埋める

行政やインフラ系のサービスは信頼性が高い反面、きめ細やかなリアルタイムの情報把握には向かない場合があります。そこで登場するのが、これまで紹介してきたような民間のIT見守り機器です。公的なサービスで週に数回の安否確認を確保しつつ、日々の細かな変化や緊急時の即時通知は民間のセンサーやアプリで補う、というように複数のレイヤー(層)でセーフティネットを構築することが理想的です。民間サービスは機能の進化も早く、ニッチな要望に応える製品も多いため、公的サービスだけでは埋められない「痒いところに手が届く」役割を果たしてくれます。

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事例と導入スケジュール

ここまで様々な方法を見てきましたが、いざ導入するとなると「親が嫌がるのではないか」「使いこなせるか不安」という悩みは尽きません。成功している家庭は、どのようにして見守り体制をスタートさせているのでしょうか。ここでは、無理なくスムーズに導入を進めるための具体的なスケジュール感と、導入時の対話のヒントを、架空の事例を交えながら解説します。

ステップ1:お試し期間としての導入提案

いきなり「見守り機器をつける」と宣言すると、親御さんは「まだボケていない」「年寄り扱いするな」と反発したくなるものです。そこでおすすめなのが、「期間限定のモニターとして協力してほしい」「機械のテストをしてみたい」といった口実での導入です。たとえば「最近こういう便利な機械があるらしいから、1ヶ月だけ試してみて感想を聞かせてほしい」と頼めば、親御さんも子供の頼みならと受け入れやすくなります。また、孫がいる場合は「孫がじいじ・ばあばの様子を知りたがっているから」という理由も効果的です。まずは心理的なハードルを下げ、生活の中に異物が入り込む抵抗感を減らす期間を設けましょう。

ステップ2:3ヶ月目の見直しと感想戦

導入から数ヶ月が経過した頃に、必ず使用感について話し合う場を設けましょう。「通知が多すぎてうるさくないか」「機械の場所は邪魔ではないか」など、親御さんの率直な意見を聞き、必要であれば設定を変更したり、機器の場所を移動したりします。このプロセスを経ることで、一方的な押し付けではなく、自分たちのために調整してくれているという信頼感が生まれます。もし全く使われていなかったり、強いストレスを感じているようであれば、潔くその方法は撤回し、別の手段を検討する柔軟さも必要です。この「調整」の期間こそが、長期的な運用の成否を分けます。

成功事例:アナログとデジタルの融合

あるご家庭では、耳が遠くなってきたお父様には、ドアの開閉で安否がわかるセンサーを設置し、スマートフォンが得意なお母様とは、毎朝スタンプ一つを送り合うというルールを決めました。さらに、週に一度は宅配サービスを利用して、配達員の方にさりげなく様子を見てもらうという三重の体制を整えました。このケースの勝因は、父と母で手段を明確に分けたことと、外部の人の目を上手く取り入れたことです。家族だけで抱え込まず、機械と他人の力を借りることで、程よい距離感を保ちながら、何かあった時にはすぐに気づける安心感を手に入れることができたのです。

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まとめ

離れて暮らす両親の見守りは、何か一つの正解があるわけではありません。お父様とお母様それぞれの性格や生活リズム、そしてご家族の関わり方によって、最適な形は千差万別です。大切なのは、高機能なツールを導入することそのものではなく、それを通じて「離れていても気にかけている」という愛情が伝わること、そしてご家族自身の生活が守られることです。

まずはご両親の生活をよく観察し、今の生活リズムを書き出すところから始めてみてください。そして、行政や民間のサービスをパズルのように組み合わせながら、ご家族にとって一番心地よい「見守りの形」を、時間をかけて作っていってください。完璧を目指さず、まずは小さな一歩から、安心への仕組みづくりを始めてみてはいかがでしょうか。

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株式会社サンケア
代表 山下裕子

私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。

社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。

「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。

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