みまもりコラム
【一人暮らし】香川県さぬき市のはじめての見守りサービス入門
はじめに
離れて暮らしている親御さんが高齢になってくると、どうしても日々の生活や健康状態が心配になるものです。電話をかけても出ないと「何かあったのではないか」と不安で胸が押しつぶされそうになった経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、いきなり本格的な警備会社のシステムを入れたり、家の中にカメラを設置したりするのは、親御さんにとっても抵抗感が強く、プライバシーの侵害だと感じられてしまうこともあります。
そこで今回は、お互いの負担にならず、さりげなく安否を確認できる「ゆる見守り」という考え方をご提案します。高額な費用をかけずに、スマホや身近な家電を使って今日から始められる方法や、親子関係をこじらせないための上手なコミュニケーションのコツをまとめました。まずは小さな一歩から、安心できる環境づくりを始めてみましょう。
Table of Contents
“ゆる見守り”の考え方と拒否感対策

親御さんの安全を守りたいという子供の気持ちと、いつまでも元気で自立していたい親のプライド。この二つのバランスをうまくとるのが「ゆる見守り」の基本です。ここでは、監視されているというストレスを与えずに、自然な形で導入するための考え方や、親御さんに納得してもらうための言葉選びのポイントについて詳しく解説していきます。
「監視」ではなく「つながり」として提案する工夫
見守りサービスを導入する際、最も大切なのは伝え方です。「心配だから見張らせて」というニュアンスが伝わると、親御さんは「自分はもうそんなに衰えていない」と反発してしまいます。あくまでも、家族のつながりを維持するためのツールであると強調しましょう。たとえば、「最近は物騒だから、防犯のためにセンサーをつけておくと僕も安心なんだ」とか、「毎日LINEでスタンプを送り合うだけで、お互いに元気がわかって嬉しい」といったポジティブな理由付けが効果的です。親御さんの生活を管理するのではなく、離れていても家族がそばにいるような温かさを演出することが、拒否感を減らす第一歩になります。
プライバシーを守るためのカメラに頼らない選択
見守りというとすぐにカメラを思い浮かべるかもしれませんが、室内を常時撮影されることは誰にとっても大きなストレスです。着替えや寝起きなど、誰にも見られたくないプライベートな時間は必ずあります。そのため、最初のステップとしてカメラの設置は避けるのが無難です。代わりに、ドアの開閉や家電の使用状況など、生活の気配を感じ取れるセンサー類を活用しましょう。「トイレのドアが開いた」「ポットでお湯を沸かした」といった情報だけでも、元気に生活していることは十分に伝わります。姿は見えなくても生活のリズムが伝わる仕組みを選ぶことが、親御さんの尊厳を守り、長く見守りを続けるための秘訣です。
「何かあった時」の早期発見に特化する重要性
見守りの目的は、親御さんの行動をすべて把握することではありません。最も重要なのは、普段と違う異変が起きた時に、いち早く気づけることです。24時間ずっと見ている必要はなく、いつも通りの生活リズムが崩れた時にだけ通知が来る設定にしておけば十分なのです。たとえば、朝起きるはずの時間に動きがない、夜中にトイレに行ってから長時間戻ってこない、といった「異常」を検知することに焦点を絞りましょう。万が一の事態が発生した時の初動を早めることこそが最大のリスクヘッジであり、普段は干渉しすぎないという適度な距離感が、お互いの精神的な負担を軽くしてくれます。
「カメラやセンサーは親が嫌がる」「でも、もしもの時に誰も気づけないのは怖い」
そんな悩みを解決する、監視しない「ゆるやかな見守り」について、
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- 機器を買わずにスマホだけで始める方法
- 連絡が取れない時の「駆けつけ対応」について
- 負担にならない毎日の安否確認のコツ
スマホ/家電/センサーの最小セット
大掛かりな工事や高額な契約をしなくても、今は手軽な機器で十分な見守りが可能です。ここでは、すでに持っているスマートフォンを活用する方法から、置くだけで使えるセンサー、日常使いの家電に通信機能がついたものなど、初心者でも導入しやすい「最小セット」のアイデアをご紹介します。
スマートフォンのアプリを活用した手軽な見守り
最も手軽に始められるのが、親御さんが持っているスマートフォンを活用する方法です。特別な機器を買わなくても、スマホには加速度センサーや歩数計、GPS機能などが内蔵されています。これらを利用して、スマホの動きが一定時間ない場合に家族へ通知を送るアプリがたくさんあります。たとえば、スマホの画面ロックが解除された回数や、充電ケーブルの抜き差し、歩数などを検知して「今日もスマホを使っている=元気である」と判断する仕組みです。これなら普段通りにスマホを使ってもらうだけなので、親御さんに新たな操作を覚えてもらう負担がありません。
日常生活に溶け込む通信機能付きのスマート家電
親御さんがスマホの操作に不慣れだったり、持ち歩くのを忘れてしまったりする場合は、生活家電を活用するのが賢い方法です。最近では、電球、冷蔵庫、ポット、テレビのリモコンなどに通信機能が内蔵された製品が登場しています。これらは普段の生活を変えずに見守りができる点が最大のメリットです。たとえば、トイレや廊下の電球を通信機能付きのものに変えれば、明かりがついたことを検知してアプリに通知が届きます。また、ポットでお湯を沸かす、テレビの電源を入れるといった何気ない日常動作がそのまま安否確認になります。意識せずに自然と安否を伝えられる家電は、機械が苦手な親御さんにとってもストレスフリーな選択肢です。
工事不要で置くだけのシンプルセンサー活用法
より確実に生活の様子を知りたい場合は、人感センサーや開閉センサーを設置する方法があります。これらはWi-Fi環境があればすぐに使えるものが多く、電池式であればコンセントの位置を気にせず、好きな場所に貼り付けるだけで設置が完了します。大掛かりな工事は一切不要です。設置場所としては、必ず毎日通るトイレのドアや、冷蔵庫の扉、玄関などが適しています。「◯時間以上動きがない」という時にアラートを飛ばす設定にしておけば、倒れているなどの緊急事態にも気づきやすくなります。シンプル機能のセンサーは安価で導入もしやすいため、まずはトイレなどの重要な動線に一つ置いてみることから始めてみましょう。
「どんな見守りなら親も納得する?」と迷ったら
親御さんの性格や今の生活リズムをメッセージで教えていただければ、
プライバシーを傷つけず、寂しさも埋められる最適なプランをご提案します。
センサーにはできない「人の手による安心」についても、お気軽にご連絡ください。
LINE通知テンプレと連絡ルール
機器を設置しただけでは安心できません。通知が来た時にどう反応するか、逆に連絡がない時はどう動くかといった「運用ルール」を決めておくことが大切です。ここでは、お互いに負担にならないLINEを使った連絡の取り方や、もしもの時の対応フローなど、親子で事前に共有しておくべき約束事について解説します。
毎朝のスタンプ一個で済ませる生存確認の習慣
毎日の電話やメールは、忙しい現役世代の子供にとっても、話題を探さなければならない親にとっても意外と負担になるものです。そこでおすすめなのが、毎朝決まった時間にLINEスタンプを一つだけ送るというシンプルなルールです。「おはよう」のスタンプが来たら「既読」をつける、あるいはスタンプを返すだけでOKとします。文章を打つ必要がないので、体調が少し優れない時でも指先一つで送信できます。もし、お昼を過ぎてもスタンプが来ない場合だけ、「どうしたの?忙しい?」とメッセージを送るようにすれば、過干渉になりません。毎日のルーチンを極限まで簡素化することが、長続きさせるための最大のポイントです。
反応がない場合の段階的な連絡エスカレーション
見守りをしていて一番怖いのが、通知が途絶えたり、連絡が取れなくなったりした時です。そんな時にパニックにならないよう、段階的な対応ルール(エスカレーション)を決めておきましょう。まずは本人に電話をする、出なければ少し時間を置いてもう一度かける、それでもダメならどうするかを明確にします。具体的には、本人の次は近くに住む親戚や、合鍵を持っている知人に連絡をお願いする、最終的には警察や管理会社に相談するといった順序です。「何時間連絡が取れなかったら次の行動に移すか」という時間の目安も決めておくと、迷わずに判断できます。
返信を催促してプレッシャーを与えない心構え
見守りを始めると、つい「どうしてすぐに返事をくれないの!」と親を責めてしまいがちです。しかし、親御さんにも都合があり、単に昼寝をしていたり、スマホを別の部屋に置き忘れていたりすることもあります。そこで「返信が遅くても怒らない」というルールを自分自身に課すことが大切です。心配するあまり強い口調で問い詰めてしまうと、親御さんは見守られていること自体を窮屈に感じ、サービスをやめたいと言い出しかねません。「便りがないのは良い便り」というくらいの気持ちで、おおらかな姿勢で見守ることを心がけましょう。
費用感と無料/低コストの活用

見守りサービスというと「毎月高い料金がかかる」というイメージがあるかもしれませんが、工夫次第で費用はかなり抑えられます。ここでは、月額料金がかからない買い切り型の機器や、既存のインフラをうまく活用した節約術など、お財布に優しい見守りの始め方について詳しく見ていきましょう。
手持ちのスマホと無料アプリで0円からスタート
最もコストを抑える方法は、やはり現在使っているスマートフォンと無料アプリの活用です。多くの見守りアプリは、基本機能だけであれば無料で提供されています。まずはこれらを親御さんのスマホにインストールし、きちんと稼働するか、お互いに使いこなせるかを試してみるのが賢いスタートです。もし親御さんがスマホを持っていない場合でも、自宅に余っている古いスマホやタブレットがあれば、それをWi-Fiに繋いで見守りカメラ代わりやセンサー代わりに使えるアプリもあります。新しい機器を買う前に、今あるデジタル資産を有効活用できないか検討してみましょう。
月額不要の買い切り型デバイスの選び方とメリット
毎月の固定費を増やしたくない場合は、機器本体を購入してしまえばその後はお金がかからない「買い切り型」の製品を選ぶのがおすすめです。開閉センサーや人感センサーの中には、本体価格数千円程度で購入でき、その後は専用アプリで通知を受け取るだけのものがあります。警備会社のサービスなどは安心感がありますが、月々の支払いが数千円発生し、年間では数万円の出費になります。一方、買い切り型なら初期投資だけで済むため、長期的に見ると非常に経済的です。ただし、Wi-Fi環境が必須である場合が多いので、実家のネット環境を確認した上で選ぶようにしましょう。
インフラ系サービスのオプションを賢く利用する
新たに機器を設置するのが難しい場合は、電力会社やガス会社、郵便局などが提供している見守りオプションを利用するのも一つの手です。これらは、スマートメーターで電気の使用量をチェックしたり、郵便局員が訪問した際に様子を確認してくれたりするサービスです。月額数百円から千円程度と比較的低コストで利用できるものが多く、何より生活に欠かせないインフラを使っているため、機器の故障や電池切れの心配が少ないのが強みです。また、親御さんにとっても「電力会社のサービスなら」と心理的なハードルが低く、受け入れてもらいやすい傾向にあります。
設置~運用のチェックリスト
いざ見守りを始めようと思っても、準備不足だと「Wi-Fiが届かない」「親が嫌がった」といったトラブルになりがちです。ここでは、導入前に必ず確認しておきたいネット環境のチェックや、親御さんへの説明、そして運用開始後のテストなど、失敗しないための具体的な手順をリストアップしました。
実家のインターネット環境と電波状況の確認
多くの見守り機器はインターネット接続を前提としています。まずは実家にWi-Fi環境があるか、そして見守り機器を設置したい場所(トイレや玄関など)まで電波が十分に届いているかを確認しましょう。古いルーターを使っている場合、奥まった部屋では接続が不安定になることもあります。もし実家にネット環境がない場合は、SIMカードを入れて単体で通信できるタイプのセンサーを選ぶか、モバイルWi-Fiルーターなどを契約する必要があります。通信環境が不安定だと、「元気なのに通知が来ない」という誤報の原因になり、無用な心配を増やすことになります。通信インフラの足元を固めることが、安定した見守りの大前提です。
親御さんの同意とプライバシーへの配慮の再確認
技術的な準備ができたら、改めて親御さんとしっかりと話し合い、「同意」を得ることが不可欠です。勝手に機器を設置したりアプリを入れたりするのは絶対にNGです。「あなたの安全のため」と押し付けるのではなく、「どのようなデータが」「誰に」「どのタイミングで」送られるのかを丁寧に説明し、納得してもらいましょう。また、通知を受け取るメンバーも確認が必要です。親御さんによっては「娘にはいいけど、義理の息子には知られたくない」という場合もあります。情報の共有範囲を明確にしておくことで、親御さんの心理的な抵抗感を最小限に抑えることができます。
運用開始前の通知テストと誤検知への対応準備
設置が終わったら、いきなり本番運用するのではなく、必ずテスト期間を設けましょう。実際にセンサーの前を通ってみて、どれくらいのタイムラグでスマホに通知が届くかを確認します。また、逆に「動かない」状態を作ってみて、異常検知のアラートが正しく作動するかもチェックが必要です。最初は設定が敏感すぎて通知が頻繁に来すぎたり、逆に鈍すぎたりすることもあります。このテスト期間中に感度を調整し、お互いにとって心地よい頻度を見つけましょう。「機械だから間違いもある」という前提を共有し、誤検知があった時も慌てずに対応できるよう、心の準備をしておくことが大切です。
まとめ
離れて暮らす親御さんの見守りは、最新の機器を導入することだけが正解ではありません。大切なのは、テクノロジーの力を借りて、家族の「つながり」を温かく維持し続けることです。高機能なシステムに頼り切るのではなく、まずは手持ちのスマホや小さなセンサー、そして毎日のスタンプ一つから始めてみてください。
「ゆる見守り」は、親御さんの自立心を尊重しながら、子供側の「何かあったらどうしよう」という不安を軽くする最良の方法です。最初から完璧を目指さず、お互いの生活スタイルに合わせて少しずつ形を変えていけばいいのです。今日からできる小さな一歩が、未来の家族の安心を作ります。まずは次の帰省や電話のタイミングで、見守りについて優しく切り出してみることから始めてみませんか。
「監視」ではなく「つながり」を求める方へ

カメラもセンサーも使わない、一番「ゆるい」見守りの形
記事の中でご紹介した「監視ではなく、ゆるやかな見守り」を、もっとも手軽に実現できるのがLINE見守りサービスです。「サンラブライン」は、生活を常時記録するのではなく、毎朝の「元気?」というメッセージにワンタップで答えるだけ。
プライバシーを最大限に尊重しつつ、返信がない時だけ家族に通知が届く仕組みは、まさに記事で触れた「程よい距離感」の理想形です。お互いの生活を邪魔しない、新しい安心の形として、ぜひ導入を検討してみてください。

株式会社サンケア
代表 山下裕子
私たちは、香川県さぬき市で2010年から訪問介護センターとデイサービスを運営しています。
社名「サンケア」は、「我が心で介護を行う」という思いを込めて名付けました。訪問介護やデイサービスを提供する中で、だれもが「大切な時間を自分らしく生きられるようにお支えしたい」という 思いが強くなっていきました。
「今は自立していても、不安なときには誰かに見守ってほしい」そのような方からの声が、寄り添いサービス「サンラブライン」の立ち上げのきっかけです。一人一人の人生を大切に、充実した毎日を 過ごしてもらえるようサポートしていきます。一人暮らしに不安を感じている方、一人暮らしの親を心配する方、お気軽にご相談ください。



